うちのうさぎが臭ってる?今ニオイに困っていない場合も、うさぎの習性を理解してニオイ対策を行いましょう。
間違ったニオイ対策をしていると、余計なストレスがうさぎにかかることがあります。
お手入れや掃除に加え、うさぎにも安心して使える消臭剤の利用がニオイ対策に効果的!
うさぎのニオイの原因からお手入れ方法、さらにおすすめの消臭剤まで一挙にご紹介します。
Contents
うさぎの臭う原因は主に2つ
気になるニオイはうさぎが行うマーキングが原因の可能性が高いです。どんなマーキングをするのか、またマーキング以外のニオイの原因はあるのか確認してみましょう。
うさぎの体臭
うさぎの臭腺は3つ
あごの下(下顎腺)、肛門(肛門腺)、肛門のわき(鼠径腺)がうさぎにはあります。動物にとって臭腺は、マーキングや求愛や威嚇などのために使われることがほとんどです。
あごの下(下顎腺)
あごの下から出る分泌液のニオイは、人にはわかりません。オスはメスに比べ臭腺からの分泌量が多く、この分泌液であごのしたが湿っていることがあります。
下顎腺を使いあごでスリスリして行うマーキングは、ものや場所にすることが多く、自分の縄張りを確認するための行為です。優位に立っているうさぎが別のうさぎに行うこともあります。
メスは、自分の子供にマーキングをし、群れの仲間はそのニオイで子供を仲間と認識しているようです。
マーキング行動は、うさぎにとって自分の縄張りや仲間を確認するための大事な行動で、ニオイの情報がとても大切だということがわかります。
肛門腺と鼠経腺(そけいせん)
肛門腺と鼠径腺から出るニオイは、人にもわかるうさぎ独特のニオイです。近くで嗅ぐときついニオイを感じ、このニオイを排泄物につけることでマーキングしています。
鼠径腺は分泌物が溜まりやすいです。分泌物が溜まると汚れがこびりつくためニオイも強くなります。
通常うさぎの体からニオイはほとんどしない
普段はうさぎの体からニオイはほとんどしません。ただ、臭腺が汚れた時はうさぎ特有のニオイがします。
こまめに臭腺付近が汚れていないかチェックしましょう。
うさぎのおしっこやフン
うさぎのおしっこの量
うさぎは体重1kgあたり1日に約50〜100mlの水を飲むと言われており、1日のおしっこの量は、犬の体重1kgあたり約30mlに対して、うさぎは約130mlとたくさんのおしっこをする動物です。
うさぎのおしっこも人間と似たニオイがして、おしっこの量が多い分ニオイも強く感じます。
また、おしっこをしっかり処理しないでいると、カビが発生!
うさぎのおしっこはカルシウムが含まれているため、トイレに尿石汚れが付きやすいです。
うさぎのフンは、コロコロした硬いタイプのものと柔らかいタイプのものの2種類があり、硬いフンはほとんどニオイが気になりません。水分を含んだ柔らかいフンはニオイが強いです。
少し下痢気味の場合はまず食べ物の見直しをしましょう。それでも治らない場合は、病気やストレスの可能性もあるので、病院でみてもらうことをおすすめします。
うさぎのマーキングの対策
マーキングが原因で気になるニオイが発生している可能性があります。うさぎのマーキングでニオイが気になる場合、どんなときにマーキングをするか把握するとで対策ができるかもしれません。
マーキング行動について
マーキングをするのは、自分の縄張りを主張したり、縄張りが侵されていると感じるからと考えられています。
マーキングのニオイ対策のために常にキレイにすることは大切ですが、うさぎにとっては自分のニオイがなくなり不安に感じたりストレスになる場合もあるため注意が必要です。
発情期の対処法
特に発情期に部屋中にマーキングをしてしまううさぎは、自分のニオイが薄いと不安になってマーキング行動がエスカレートする可能性があります。
その場合は、うさぎの行動範囲を制限して、安心できる場所(自分のニオイが強いところ)を狭くても与えてあげましょう。うさぎが落ち着く環境を作ることが大切です。
強い芳香剤は厳禁
ニオイを嗅ぎ分けることが優れているうさぎにとって強いニオイは不快に感じ、嫌がってマーキング行動が強くなる可能性があります。
ペットにとって芳香剤は刺激が強い場合があるため、部屋には無臭の消臭剤を使用しましょう。
うさぎのニオイの対策
うさぎのニオイ対策をすることで気になるニオイの対策ができるだけでなく、病気の感染も防ぐことができます。
うさぎのお尻をきれいにする
うさぎの寿命は平均8年くらいと言われており、高齢になると下半身を支える足の力が弱くなり、腰の位置が下がります。排泄物でお尻が汚れる原因のひとつです。
排泄物をお尻に付着したままにしておくと、ニオイの原因になるだけでなく病気の感染源にもなってしまいます。
お尻の洗い方
- ブラッシングをする(長毛種の場合はお尻の部分に毛が溜まりやすいので、念入りにとかしましょう。)
- うさぎにあった適度なサイズの器にお湯(うさぎの体温と同じ位の38~40℃が目安)を溜め、お尻を包み込むように抱っこし、優しく手でお湯をかけながら、汚れの付着した部分をほぐすように洗う(からだの全体は濡らさない)
- タオルで十分に水気をとり、弱風のドライヤーでしっかりと乾かす(湿気を残すと皮膚病のリスクが高くなります。また、ドライヤーを使用する時は、やけどに注意しましょう。)
換気
うさぎのニオイ対策には、定期的な換気が大切です。
部屋の窓を開け、ニオイや湿気を逃がし新鮮な空気を取り入れましょう。
早めの掃除とあわせて行うことで、より効果的にニオイを防ぐことができます。
ニオイが気になるときは、消臭剤を活用しよう!
掃除をいくらしてもニオイが気になる場合があります。掃除に加え、消臭剤を活用してニオイ対策を行いましょう。
うさぎのケージの掃除
毎日、おしっこやフンの片付けをして、おしっこシートも交換しましょう。
うさぎはおしっこをたくさんするため、うさぎ用のおしっこシートがおすすめです。
消臭スプレーを使用する
すぐにニオイを解消したいときは、消臭スプレーが効果的です。エアゾールタイプの消臭スプレーはミストタイプに比べ粒子が細かく、消臭成分が効率よく拡散してくれます。
しかし、消臭スプレーでは使った直後にしか消臭効果が発揮できません。。頻繁にニオイが発生したり、ニオイが出続けているとスプレーで消臭するのは大変です。そんなときにおすすめなのが置き型の消臭剤!
効果を感じるのには時間がかかりますが、24時間消臭成分が空気中に放たれるため、気づかない間に気になるニオイをなくしてくれます。
噴霧型消臭剤と置き型消臭剤を併用してニオイ対策をしていきましょう。
ここで大事なことは無香料の消臭剤を使用するということです!
香り付きの消臭剤や芳香剤を使用すると、うさぎは自身のニオイが薄くなってしまい、ストレスを感じます。場合によっては、うさぎがマーキングをしてかえって気になるニオイが強くなってしまう可能性があるというわけです。
部屋に消臭剤を置くときは、ニオイに敏感なうさぎのために無香料の消臭剤を使用しましょう。
消臭剤でニオイを解決!うさぎと快適な空間を楽しもう!
うさぎは嗅覚が優れた生き物で、人間の10倍も嗅覚が鋭いと言われています。例えば、部屋で芳香剤やルームフレグランスを楽しむ場合、うさぎは人間が感じ取っているニオイよりも強いニオイを感じて過ごしているということです。
強いニオイの中でずっと生活していたら、どんなにいい香りでも気分が悪くなりそうです。
また、人間が感じとっていないニオイもうさぎは感じとっている場合も考えられます。
うさぎが少しでもストレスなく快適に過ごせるために、無香料の消臭剤がおすすめです。
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