モモンガは、愛らしい姿で人気を集める小動物です。しかし、その愛らしい外見とは裏腹に、独特なニオイが発生するため、飼育を検討している方や飼い主にとっては悩みの種となることも少なくありません。
本記事では、モモンガのニオイの原因と対策について詳しく解説します。とくに、消臭剤を使った効果的なニオイ対策に焦点を当て、安全な消臭剤の選び方や使用方法、使用時の注意点などを丁寧に説明します。
記事を読み終える頃には、モモンガのニオイ問題を解決し、愛らしいモモンガと快適に暮らすためのヒントが見つかるはずです。
Contents
モモンガの特徴は?
ニオイ対策に入る前に、モモンガの特徴を知る必要があります。モモンガの種類や特徴を確認してみましょう。
ペットで人気のフクロモモンガ
フクロモモンガは、近年ペットとして人気が高まっている動物です。フクロモモンガは、お腹に袋があるカンガルーやコアラの仲間でフクロモモンガ科に属します。
前足と後足の間に飛膜と呼ばれる膜があり、滑空が特徴の一つです。尾はバランスを取るため長いと言われています。
性格は、警戒心が強いですが、好奇心旺盛で遊び好きの甘えん坊です。夜行性で昆虫や果物などを食べます。
体温調整機能が低いため、飼育するときは温度管理に注意が必要です。
フクロモモンガと間違えやすい生体との比較は下記表を確認してください。
名前 | 分類 | 体長 | 尾長 | 体重 |
---|---|---|---|---|
フクロモモンガ | フクロモモンガ科 | 16cm~21cm | 20cm~30cm | 90g~150g |
ニホンモモンガ | リス科 | 14cm~20cm | 10cm~14cm | 150g~220g |
ムササビ | リス科 | 27cm~48cm | 28cm~41cm | 700g~1,300g |
フクロモモンガは臭い?
フクロモモンガ臭う原因は何処にあるのでしょうか。確認してみましょう。
フクロモモンガのニオイの原因
フクロモモンガはマーキングするため臭う
フクロモモンガは愛らしい外見で人気のある小動物ですが、マーキング行動によるニオイが気になるという声も多く聞かれます。
フクロモモンガは、お尻付近にある臭腺から分泌液を出すことでマーキングを行います。この分泌液には独特なニオイがあり、縄張りの主張や異性へのアピールなどに使用されることも。
フクロモモンガは成長するにつれて額や胸にある臭腺が発達して、ニオイを放つようになると言われています。そのため、ペットショップでこどものフクロモモンガはニオイがさほどしないことも。
フクロモモンガのニオイは、人によって感じ方が大きく異なります。中には、全く臭いと感じない人もいるようです。
臭腺の除去手術は、動物愛護の観点から議論があるため、慎重に検討する必要があります。
フクロモモンガは雄の方が臭う
フクロモモンガは社会性が強い動物で、複数等飼うことも勧められています。雄と雌を一緒に飼うと雄の方が一層臭うようになると言われています。
フクロモモンガは雑食のため臭う
フクロモモンガの餌は、主食のフード以外にコオロギやミルワーム、生野菜や果物などさまざまな種類を食べる雑食のため、食べ残しや糞尿もニオイの原因となります。
フクロモモンガの習性で臭う
フクロモモンガは、ケージの中だけでは運動不足になるため、毎日数時間は部屋に放す必要があります。放したときにマーキングをすることで部屋のニオイの原因となります。
フクロモモンガのニオイ対策
フクロモモンガのニオイ対策は日頃の掃除やお手入れに加え消臭剤を活用することで解消されます。具体的にどのようなお手入れをしてニオイ対策をする必要があるか確認してみましょう。
ケージの掃除
フクロモモンガはマーキング行動や食性などによってニオイが発生しやすいため、ケージの掃除は必須です。
ケージの掃除は、フクロモモンガの健康のためにも重要です。定期的に掃除を行い、清潔な環境を保ちましょう。
フクロモモンガは食べ物をとって食べるため、果物や昆虫を掴んだ手であちこち触ると雑菌が繁殖してニオイの原因となります。汚れが原因でケージが傷むため、ケージ内は毎日きれいに拭くのがオススメです。ケージの底は排泄物のペットシーツや新聞紙を毎日取り換えましょう。
フクロモモンガのケージ掃除は、少し手間がかかりますが、大切なフクロモモンガの健康を守るために欠かせません。定期的に掃除を行い、清潔な環境を保ちましょう。
ポーチや止まり木の洗濯
フクロモモンガは、ポーチや止まり木で過ごす時間が長いので、 定期的に洗濯して清潔な状態を保つことが重要です。
フクロモモンガは木の上から排泄することもあるため、ケージ内に設置している止まり木やハウスなどにも排泄物がかかってしまうことがあります。ケージ内のステップや止まり木は毎日拭いて清潔にしましょう。
週に一度は洗って外に干すとよりニオイ対策に繋がります。
フクロモモンガが寝床にしているポーチもニオイを溜め込んでしまうため、週に一度は洗濯をしましょう。洗うときはフクロモモンガのストレスにならないように、なるべく香りの強くない洗剤で洗うのがオススメです。
ポーチや止まり木は、複数用意しておくと、定期的に交換して洗濯することができ、衛生的に保つことができます。
空気の入れ替えをする
フクロモモンガは愛らしい外見で人気のある小動物ですが、マーキング行動や食性などによってニオイが発生しやすいため、ニオイが気になる場合は空気の入れ替えが重要です。
毎日部屋の窓を開けて空気の入れ替えをしてニオイを追い出しましょう。窓を開けているときは、フクロモモンガが脱走しないように、十分注意してください。
また、フクロモモンガは寒さに弱いので、冬場は窓を開けっ放しにしないなど、温度調節に注意しましょう。室内の湿度が高すぎると、ニオイがより感じやすくなるため、除湿機を使用するのも効果的です。
消臭剤で消臭する
フクロモモンガは嗅覚が鋭く、刺激臭に敏感なため、 無香料でペット用の消臭剤を選ぶことが重要です。使用する場所やニオイの種類に合わせて、適切な消臭効果を持つ消臭剤を選びましょう。
消臭剤はあくまで補助的な手段であり、根本的な解決にはなりません。ケージの掃除を徹底したり、食生活を見直すなど、ニオイの原因となるものを対策しつつ、消臭剤を活用してニオイ問題を解決しましょう。
消臭剤を活用してモモンガとの幸せな時間を
フクロモモンガは、愛らしい姿で人気を集める小動物です。しかし、その愛らしい外見とは裏腹に、独特なニオイが発生するため、飼育を検討している方や飼い主にとっては悩みの種となることも少なくありません。
ケージの掃除を徹底したり、食生活を見直すなど、ニオイの原因となるものを対策することが大切ですが、それだけではニオイが消えないこともあります。どんなに掃除やお手入れをしてもニオイが消えないときには、消臭剤を活用してニオイ対策をしましょう。
フクロモモンガがいる空間で使用する消臭剤は無臭タイプのものがオススメです。香りが強い消臭剤は、フクロモモンガにストレスを与えるだけでなく、他の香りと混ざって嫌なニオイになる可能性があります。
ハルの消臭剤は植物由来の消臭成分を100%使用。ペットにも安心して使える消臭剤です。
置き型消臭剤の消臭ビーズを部屋に置けば、ニオイ対策を継続的に行うことができます。フクロモモンガの排泄直後や、来客前などの気になるニオイには瞬間消臭スプレーを使って瞬間的にニオイを消しましょう。
また、ポーチなどの布製品には除菌消臭ミストもオススメです。洗濯後してもニオイが気になる場合は、ミストを併用することでニオイが解消されるかもしれません。
ぜひ、ハルの消臭剤を試してフクロモモンガと快適な真無臭空間を楽しんでください。