ハルタイムズ

ニオイの総合コンサルタント
ハル・インダストリ|ニオイの情報ブログ

公開日:2025.03.14 / 最終更新日:2025.03.28

ウーパールーパーの水槽が臭い?簡単な掃除と消臭剤でニオイ対策を!

ウーパールーパーニオイ対策アイキャッチ

水槽で愛らしく泳ぐウーパールーパー。しかし、飼育を始めてしばらくすると、ふと気になるニオイ…。じつは、ウーパールーパーは水質悪化や排泄物によって、ニオイが発生しやすい生き物なのです。
この記事では、簡単な掃除と消臭剤を使ったニオイ対策を紹介!大切なウーパールーパーと快適に暮らすための、水槽のニオイ問題を解決しましょう。

ウーパールーパーはどんな動物?

ウーパールーパー

愛らしい顔とふわふわの外鰓を持つウーパールーパー。実は、両生類の中でも珍しい幼形成熟で、一生を幼体の姿で過ごすんです。そんな不思議なウーパールーパーの生態や魅力に迫りましょう。

ウーパールーパーは絶滅危惧種

愛らしい外見で人気者のウーパールーパー。しかし、その裏側では深刻な危機に直面していることをご存知でしょうか?
ウーパールーパーは、メキシコのソチミルコ湖とチャルコ湖にのみ生息する固有種です。水温や水質の変化に敏感で、限られた環境でしか生きられないため、非常に貴重な存在と言えます。
ウーパールーパーは1985年ごろに日本に入ってきたときにつけられた流通名で正式名称は、「メキシコサラマンダー」です。

かつては数万匹いたと推定される野生個体数は、近年著しく減少しています。1998年には100平方メートルあたり6000匹いたのが、現在は100匹以下にまで減少したという報告も。
日本で現在流通しているウーパールーパーは、養殖されたものがほとんどでピンク色のウーパールーパーは品種改良されています。

両生類は、水生から陸生に変態しますが、ウーパールーパーは幼体のままで一生を過ごします。最終的に25cm程の大きさに成長して、5~10年くらいの寿命だと言われています。

ウーパールーパーの水槽が臭う原因

ウーパールーパー愛らしいウーパールーパーを飼育していると、気になるのが水槽のニオイ。実は、水質悪化や排泄物など、いくつかの原因が考えられます。

排泄物が原因

愛らしい外見で人気のウーパールーパーですが、飼育を検討する際には、ニオイ問題も考慮する必要があります。特に、排泄物が原因となるニオイは、飼育者にとって大きな悩みの種となります。

水槽が生臭いようなニオイがする場合は、排泄物や老廃物などがたまり、雑菌が繁殖してニオイを発生させているのが原因のひとつです。通常は微生物やバクテリアがウーパールーパーの排泄物を食べて、水槽の水をきれいな透明にしてくれる役割をしています。水中に微生物やバクテリアが増えていけば、排泄物を分解してニオイがしなくなります。

ウーパールーパーの糞は大きいため、微生物やバクテリアが分解しきれない分が残り、ニオイが発生している可能性も考えられるため、ウーパールーパーの糞を見つけたら取り除きましょう。

餌の食べ残しが原因

飼育において重要なのが餌の管理です。特に、餌の食べ残しは水質悪化の原因となるため、適切な対策をしましょう。

ウーパールーパーは、目が悪く、動きも鈍いため、食べ残しが多くなりがちです。また、ウーパールーパーは、見た目よりも食べる量が少ないため、餌の量を与えすぎると食べ残しが出ます。水温が低すぎると、ウーパールーパーの活性が低くなり、餌を食べないなんてことも。
餌の食べ残しに気がついたらすぐに水槽から取り除きましょう。餌を食べ残すようであれば、量を減らして調整することが大切です。1粒ずつピンセットなどを使って与えるのもひとつの手です。

水温が原因

ウーパールーパーは水温変化に敏感な生き物です。水温が適切な範囲から外れると、さまざまな問題が発生します。
水温が25℃を超えると、プランクトンが分解されるときに発生するアンモニアが強いニオイを発します。
水温が30℃以上になると、ウーパールーパーのストレスが大きくなり免疫力が低下。病気にかかりやすくなり、最悪の場合は死んでしまうこともあります。

水温が急激に変化すると、体調をくずし免疫力が低下します。水温変化を緩やかにするために、水換えは少量ずつ行うのがポイントです。
ウーパールーパーに適した水温は16〜22℃を目安に飼うようにしましょう。夏場は水温が上がりやすいため、水槽に冷却ファンを設置するなどして水温管理を徹底することが大切です。逆に冬場は水温が下がりやすいため、ヒーターを設置するなどして水温管理をしましょう。

ウーパールーパーの水槽の掃除の仕方

愛らしいウーパールーパーを飼育するためには、水質管理が重要です。水換えやフィルター掃除のコツをマスターして、大切なウーパールーパーの健康を守りましょう。

水槽の水質管理をする

水質が悪化すると、ウーパールーパーの健康に悪影響を与え、病気や死に至らしめることもあります。
ウーパールーパーは、水中のアンモニアや亜硝酸などの有害物質に非常に敏感です。これらの物質は、ウーパールーパーの皮膚や鰓から吸収されます。吸収された有害物質は、さまざまな病気の原因となります。

また、水質が悪化すると、ウーパールーパーの免疫力が低下し、病気にかかることも。さらに、水質が悪化すると、ストレスを感じ、食欲不振や繁殖活動への影響など、さまざまな問題を引き起こします。

水槽でフィルターを使っている場合は、週に一度くらいの頻度で水換えをしましょう。フィルターは、水中の汚れや有害物質を分解する役割があります。フィルターの種類や設置方法は、水槽の大きさや飼育数などによって異なりますが、一般的には外部フィルターを使用するのがオススメです。
フィルターは定期的に掃除し、汚れを溜めないようにしましょう。

水換えを行う前に、水槽に入れる水のカルキ抜きをしましょう。カルキを抜く方法は水をバケツなどに入れて一日置いておく方法と、カルキ抜き用の液を使う方法があります。

ウーパールーパーの排泄物や餌の食べ残しで汚れている水はポンプで吸いだしましょう。ポンプで吸い出すときは、底砂を撹拌するように排水するのがオススメです。
水槽内の微生物やバクテリアを残すために、水は半分くらい残し、そこにカルキ抜きした水を足しましょう。
ウーパールーパーの適正な水温は、約16〜22℃のため、夏や冬などは水温が極端に変わらないように、ゆっくり水替えをすることが大切です。

ウーパールーパーのニオイ対策

愛らしいウーパールーパーと快適に暮らすためには、 水槽のニオイ対策が重要です。掃除に加え消臭剤を使って対策しましょう。

消臭剤でニオイの予防

エアソフィアベースが置かれているリビング

ウーパールーパーはデリケートな生き物なので、使用する消臭剤には注意する必要があります。
ウーパールーパーに悪影響を与えない成分を使用している消臭剤を選びましょう。また、香料が強い消臭剤は、ウーパールーパーにとってストレスになる可能性があります。消臭剤は無香料で無臭タイプのものを選ぶのがオススメです。

消臭剤は、ウーパールーパーのニオイ対策として有効な手段の一つです。安全性の高い成分を使用した無香料の消臭剤を選び、使用方法をよく読んで使用してください。消臭剤以外にも、水換えやフィルターの掃除など、さまざまなニオイ対策を行いましょう。

愛らしいウーパールーパーと快適に暮らすためのニオイ対策

瞬間消臭スプレー消臭ビーズ600g

愛らしい顔とふわふわの外鰓を持つウーパールーパーは、近年人気の高いペットです。しかし、飼育していると気になるのが水槽のニオイ。水質悪化や排泄物など、いくつかの原因が考えられます。水槽のお手入れに加え消臭剤を活用することでよりニオイ問題の解決に繋がります。

ハルの消臭剤はアクアリストにも人気です。水槽のそばに置けばシンプルなデザインでウーパールーパーを邪魔せずに消臭。水槽のそばには置き型の消臭ビーズがオススメです。
ハルの消臭剤を使ってウーパールーパーと真無臭空間で快適に過ごしてください。

この記事をシェアする