愛らしいリスザルは、ペットとして人気です。しかし、特有のニオイは悩みの種。せっかくの楽しい時間を、ニオイのせいで台無しにしたくありませんよね。
そこで今回は、ケージの掃除方法やペットに安全な消臭剤を活用して、リスザルとの幸せな時間を守る方法をご紹介します。愛するリスザルとの暮らしを、ニオイのストレスから解放しましょう！
Contents
リスザルの特徴
リスザルは、南米の熱帯雨林に生息する小型のサルです。リスのような愛らしい外見と活発な性格で、ペットとしても人気があります。
リスのように小さいサル
リスザルの体長は約25〜35cm、体重は約0.7〜1kgと、サルの中では非常に小さい種類です。大きさがリスのように小さく、色も似ていることから「リスザル」と呼ばれています。体色は黄色や黄褐色をしており、顔や耳、喉は白く、口の周りが黒いのが特徴です。
長い尾は体長の約1.5倍の長さで、バランスを取るのに役立っています。
リスザルは、南米の熱帯雨林における重要な生態系の一部です。果実や昆虫を食べることで、植物の種子を散布したり、害虫の数を抑制したりする役割を果たしています。しかし、森林伐採や密猟によって、生息地が減少しています。
リスザルは愛らしい外見から、ペットとしても人気がでてきました。しかし、活発で好奇心旺盛な性格のため、飼育には広いスペースと十分な運動が必要です。また、野生動物であることを忘れず、適切な飼育環境を整えることが重要です。
行動
リスザルは昼行性で、樹上生活を送ります。長い尾と手足を使って、木々を素早く移動します。群れで生活し、その数は数十頭から数百頭になることも。群れの中では、メスが中心となって子育てを行います。
食べ物
リスザルは雑食性で、果実、昆虫、小動物などを食べます。木の実を食べる際には、器用に手を使って殻を剥きます。また、昆虫を捕まえるために長い舌を巧みに使いこなすことも。
飼育するときには、主に市販されているモンキーフードで、おやつはバナナ、リンゴ、みかん、昆虫類のミルワーム、コオロギなどを与えましょう。
飼育環境
リスザルは非常に活発な動物なので、広いケージが必要です。最低でも幅180cm、奥行き90cm、高さ180cm以上のケージを用意しましょう。ケージ内には、木製の枝やロープ、ハンモックなどを取り付けて、リスザルが自由に登ったり遊んだりできる環境を作ります。
リスザルは非常に活発で好奇心旺盛な性格なので、いたずらをすることがあります。電気コードや観葉植物など、危険なものはケージ内に置かないようにしましょう。
また、リスザルは高い知能を持つ動物なので、退屈するとストレスを溜めてしまいます。ケージ内に十分な遊び道具を用意したり、毎日新しい刺激を与えたりして、ストレスを解消させてあげることが大切です。
リスザルは寒さに弱い
リスザルは高温多湿の環境に生息しているため、室温は25〜30℃、湿度60〜70％に保ちましょう。冬はエアコンやヒーター、夏は加湿器や冷風扇を使って、適切な温度と湿度を維持します。
リスザルのニオイの原因
リスザルは愛らしい外見と活発な性格で人気のあるペットですが、特有のニオイがあることも知られています。
リスザルはトイレのしつけができないことが原因で臭う
リスザルは、基本的に決まった場所で排泄する習性を持っていません。そのため、ケージのあちこちで排泄してしまうことがあります。また、マーキングのために尿をすることも。
リスザルにトイレのしつけをすることは、非常に難しいと言われています。根気強くトレーニングを続ければ、ある程度はトイレを覚えさせることができるかもしれませんが、完全にはできない可能性が高いです。
リスザルがケージのあちこちで排泄してしまうと、尿や糞のニオイが原因で部屋全体が臭くなってしまいます。とくに、アンモニア臭が強いオスの尿は、非常にニオイがきついです。
部屋の中で遊ばせるときにオムツをさせても、取ってしまうことも多く、部屋でもトイレをされるとニオイの原因に繋がります。
リスザルのおしり周りが汚れているとニオイの原因となるため、定期的にきれいに拭いてあげましょう。
リスザルはマーキングをするため臭う
リスザルは、自分の縄張りや存在を主張するために、尿や臭腺の分泌物を使ってマーキングを行います。オスの方がメスよりもマーキング行動が活発です。リスザルがマーキングを行うと、尿や臭腺の分泌物による独特のニオイが部屋に広がります。とくに、オスの尿はアンモニア臭が強く、非常にニオイがきついです。
リスザルの食べ残しが臭う
リスザルは雑食性で、果物、昆虫、小動物などを食べます。リスザルは好き嫌いが多い動物 です。そのため、与えた餌を食べ残してしまうことがあります。また、活発な性格で動き回るため、餌を落としてしまうことも。リスザルが食べ残した餌は、腐敗して悪臭を放ちます。とくに、果物や昆虫は腐敗が早く、強烈なニオイを発します。
食べ残しは、悪臭となる原因のひとつです。食べ残しをすぐに片付け、腐敗しにくい餌を与えるなど、ニオイ対策をしっかりと行いましょう。
リスザルのニオイ対策
リスザルのニオイ問題を解決するためには、環境整備、食事、健康管理など、さまざまな対策が必要です。
ケージを毎日掃除する
リスザルは非常に活発な動物で、糞尿や食べ残しを頻繁に排泄します。そのため、ケージは毎日掃除
する必要があります。
リスザルのケージを毎日掃除することは、ニオイ対策だけでなく、リスザルの健康を守るためにも重要です。掃除の頻度やポイント、注意点などを理解し、清潔なケージ環境を維持しましょう。
【掃除のポイント】
- 糞尿：糞尿はすぐにニオイが発生するため、見つけたらすぐに取り除きます。
- 食べ残し：食べ残しもニオイの原因となるため、すぐに片付けます。
- 床材：床材は汚れたら交換します。
- ケージの壁：ケージの壁は、水拭きして汚れを落とします。
- 餌入れ・水入れ：餌入れと水入れは毎日洗浄します。
【掃除用具】
- 掃除用ブラシ：ケージの壁や床を掃除するのに使用します。
- 雑巾：水拭きをするのに使用します。
- 中性洗剤：汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて使用します。
【掃除の注意点】
- 消毒：掃除後は、ケージ全体を消毒液で消毒します。
- 換気：掃除後は、ケージ内の換気を良くします。
- リスザルの安全：掃除中は、リスザルが逃げないように注意します。
ケージ掃除は、リスザルとの生活において最も重要な習慣の一つです。毎日欠かさずに行うことで、リスザルと快適な生活を送ることができます。
部屋のカーテンなどの洗濯する
リスザルがいる部屋のカーテンなどは、リスザルの体毛やフケ、尿などが付着し、ニオイの原因となるため、 定期的に洗濯することが重要です。
リスザルがいる部屋のカーテンやカーペットなどは、少なくとも月に1回は洗濯することをオススメ します。リスザルの数や部屋の環境によっては、より頻繁に洗濯が必要になる場合もあります。
洗えないものは消臭スプレーを活用してニオイ対策を行いましょう。
リスザルのいる部屋に消臭剤を置く
ケージの掃除やカーテンなどの洗濯をしたうえでリスザルの ニオイ対策として、消臭剤を置くことは効果的な方法の一つです。
毎日同じニオイを嗅いでいると慣れてニオイを感じなくなります。来客があったときに、不快な思いをさせたくないときは、消臭剤を事前に置いて消臭予防をしましょう。
置き型の消臭剤も、吹きかける消臭スプレーも消臭力が高く、無香料でリスザルに安心・安全なものを選ぶことが大切です。
ニオイに負けない！快適な空間作りで、リスザルとの幸せな時間を
愛らしい外見と活発な性格で人気のリスザルですが、特有のニオイがあることも知られています。ニオイはストレスの原因となるだけでなく、衛生面でも問題となります。
糞尿や食べ残しはニオイの原因となるため、毎日掃除をしましょう。また、カーテンなどを定期的に洗濯したり部屋の換気を行うこともニオイ対策に繋がります。
ニオイ対策として、消臭剤を置くことは効果的な方法の一つです。
リスザルは敏感な動物なので、刺激性のある成分は避けて、ペットにも安心して使える消臭剤を選びましょう。置き型消臭剤は、広範囲に効果が持続して手軽に設置できます。消臭スプレーはピンポイントで消臭したいときに便利です。
ハルの消臭剤は、100％植物由来の消臭成分 でペットにも安心して使えます。10畳ほどのお部屋には消臭ビーズ600gがオススメ。まずは一つ設置してニオイが軽減したか確認しましょう。
ニオイが気になる場合は、数量を増やすか、消臭効果促進装置を使って消臭効果を高めることがオススメです。
さらに、消臭スプレーと併用してニオイ対策することでより快適空間に近づけます。
急な来客やリスザルが糞尿をしてニオイが発生したときは、瞬間消臭スプレーがオススメです。粒子が細かいため一瞬で空間のニオイを消臭します。
カーテンやカーペットなどの布製品には、除菌消臭ミストがオススメです。頻繁に洗濯ができない布製品のニオイ対策に役立ちます。
ハルの消臭剤を使って真無臭空間を体感しませんか。
消臭剤を活用した快適な空間作りは、リスザルとの幸せな時間を過ごすために重要です。ニオ