動物を飼うと、必ずといっていいほど気になるのが「ニオイ」の問題です。
犬や猫などのペットはもちろん、動物園で飼育されている動物からも独特なニオイが漂ってきます。
しかし、すべての動物が臭いというわけではありません。
なぜ、動物によってニオイに違いがあるのでしょうか?
今回は、臭う動物と臭わない動物の違いについて解説します。
また、動物のニオイを消す方法についてもご紹介しますので、ペットを飼っている方や動物のニオイが気になる方はぜひ参考にしてください。
Contents
臭う動物と臭わない動物の違いは?
動物の体臭は、さまざまな要素によって影響を受けます。
動物が臭う原因
体臭の違い
動物の種類によって、汗腺や皮脂腺の数や分布、腸内環境などが異なるため、体臭も大きく異なります。
犬は、全身に粘り気のある汗を出すアポクリン腺が多く存在。
この汗と体毛が絡み合い、ニオイがきつい傾向があります。
猫は獲物に気付かれないようにニオイを抑え、待ち伏せをする動物。
また、こまめに毛づくろいをするため、体臭は感じにくくなります。
排泄物のニオイ
動物の排泄物も、ニオイの大きな原因となります。
動物は、食べ物から必要な栄養素を吸収し、吸収しなかったものは排泄物として体外に出します。
この排泄物には、アンモニアや硫黄化合物などの揮発性有機化合物が含まれており、これがニオイの原因となります。
とくに、ペットを室内で飼っている場合、排泄物が室内に残っているとニオイがきつくなってしまうことも。
犬や猫などのペットは、毎日排泄を行うため、 排泄物のニオイ対策は非常に重要です。
肛門嚢(こうもんのう)
肛門嚢(こうものう)は、肛門の近くに存在する分泌物を貯める袋です。
この分泌物は、通常ならば排便時などに排出されますが、残ったままになると、魚が腐ったような悪臭の原因となります。
食事
動物が食べている食事によっては、体臭がきつく感じることがあります。
とくに、魚や肉などの動物性タンパク質を多く含む食事は、体臭の原因となる可能性も。
動物性タンパク質の摂取量を控え、食物繊維を多く含む食事を与えるなど、適切な食事管理を行いましょう。
病気
動物が病気になっている場合、体臭がきつく感じることがあります。
犬の皮膚病や猫の歯周病などは、体臭の原因となる代表的な病気です。
病気による体臭の対策は、原因となる病気を治療することが重要になります。
体臭が気になる場合は、動物病院で診察してもらいましょう。
臭わない動物の特徴は?
◆犬の例
犬の体臭は、さまざまな原因によって影響を受けます。
その中でも、被毛の量と顔の形状は、とくに大きな影響を与えることも。
被毛の量が少ない
動物の被毛には、シングルコートとダブルコートの2種類があります。
シングルコート:アンダーコートがなく、通気性がよい。そのため、ニオイが少ない傾向がある。
ダブルコート:寒い地域の犬種に多く、防寒のために太い長いオーバーコートよりもニオイがつよくなる傾向がある。
顔の形状
顔にしわやたるみがある犬は、しわやたるみに汚れがたまりやすく、ニオイの原因となるため、長頭種も体臭が強くなることがあります。
ニオイが少ない動物(ペット)
ペットを飼いたいけど、ニオイが気になるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、体臭やフンのニオイが比較的少ない動物(ペット)を紹介します。
猫
猫はグルーミングの習慣があるため、体臭が非常に少ない動物です。
人の感じ方によっては、日だまりのようなよいニオイがするため、気にならないという人も多いようです。
犬
小型犬でも、シングルコートで長頭種の犬は比較的にニオイが気になりません。
チワワ、パピヨン、トイプードル、マルチーズなどが該当します。
また、マメにブラッシングやシャンプー、耳掃除などをすれば、ニオイをさらに軽減することができます。
ハムスター、チンチラ
ハムスターやチンチラは体臭がほぼなく、フンも小さく乾燥しやすいため、ニオイが感じにくい動物です。
うさぎ
うさぎも体臭はほぼなく、おしっこは決まった場所ですることが多いため、トイレを清潔に保つことでニオイを抑えることができます。
セキセイインコ
セキセイインコは、お日様のようなニオイやナッツのような香ばしいニオイと例えられていることが多く、ニオイが気にならない人が多いようです。
ただし、止まり木などにフンがつくため、掃除をマメにする必要があります。
爬虫類
爬虫類は体臭はほぼありませんが、生餌を与えている場合は、食べ残しが臭うことがあります。
そのため、食べ残しは片づけるようにしましょう。
金魚、熱帯魚
金魚や熱帯魚は、水槽の水をマメに取り替えることによって、ニオイの発生を抑えることができます。
動物のニオイを消す方法
動物のニオイを消すためには、ニオイを出さない、掃除をする、動物のお手入れをするといった方法があります。
これらの方法を組み合わせることで、ペットを快適な生活を送ることができます。
ニオイを出さない
動物のニオイを消すためには、まずニオイを出さないということが重要です。
動物がトイレをしたら、すぐにフン尿を処理しましょう。
とくに、アンモニア臭が強い猫の尿は、放置するとニオイが染みついてしまいます。
掃除をする
動物の体臭やフンやニオイは、床や壁などに染みついてしまうことがあります。
定期的に掃除をして、ニオイを消しましょう。
消臭剤を利用する
動物がいる部屋に消臭剤をスプレーしたり、置いたりして、ニオイを消すことができます。
動物に安全な消臭剤を利用しましょう。
動物のお手入れをする
動物の体臭は、皮膚や毛皮に付着した汚れが原因となることがあります。
定期的にブラッシングやシャンプーをして、清潔に保ちましょう。
動物に安全な消臭剤の選び方
動物に安心な消臭剤を選ぶためには、消臭剤の種類、成分、香りに注意する必要があります。
ペットに安全な消臭剤を選び、快適な生活空間を作りましょう。
消臭剤の種類
消臭剤には、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を理解して、ペットに合ったものを選びましょう。
消臭スプレー
スプレーするだけで手軽に消臭効果が得られます。
トイレやペットの寝床など、ニオイが気になる場所に直接スプレーして利用しましょう。
消臭ビーズ
部屋全体を消臭することができます。
玄関やリビングなど、広範囲の消臭に効果的です。
消臭トイレシート、消臭トイレ砂
トイレシートやトイレ砂に消臭防菌効果があるものを利用することで、ニオイを軽減することができます。
消臭剤の成分、香り
動物にとって 安全な消臭剤を選ぶことが重要 です。
動物に危険な成分を避ける
消臭剤の中には、動物にとって危険な成分が含まれているものがあります。
使用上の注意書きをよく確認し、動物にとって安全なものを選びましょう。
香りに注意する
人間にとって心地よい香りであっても、動物にとっては危険な場合があります。
無香料タイプの消臭剤を選ぶのがオススメです。
動物に安全な消臭剤の使い方
ペットに安全な消臭剤を選んだ後は、正しい方法で使用することが大切です。
ここでは、動物にとって安心な消臭剤の使い方について詳しく説明します。
消臭剤の置き場所
・動物が誤って食べてしまわないように、手の届かない場所に置く
・ペットが寝ている場所や食事をする場所の近くには置かない
・ニオイの近くに置く
消臭剤を使用する量、頻度など
・使用前に必ず使用上の注意を読み、使用できる量や回数などを把握する
・動物に直接スプレーしない
・換気を十分に行う
・消臭剤の減り具合を気にして、無くなる前に交換する
動物に安全な消臭剤を使用するためには、置き場所や使用量、使用頻度に注意する必要があります。
ペットの安心を第一に考え、正しい方法で使用しましょう。
ハルの消臭剤で、ニオイの悩みさよなら!
動物は私たちに癒しや喜びを与えてくれますが、体臭やフンのニオイは悩みの種となることがあります。
ニオイはペットにとってもストレスになり得ます。
ニオイが気になる場合は、消臭剤を活用しましょう。
動物には、天然由来成分の無香料タイプがオススメです。
ハルの消臭剤は、安全性の高い成分で作られており、無香料でペットにも安心です。
動物に安全な消臭剤を使用するには、置き場所や使用量、使用頻度に注意する必要があります。
ペットの安全を第一に考え、正しい方法で使用しましょう。
動物と快適に暮らすためには、ニオイ対策が重要です。
ハルの消臭剤を利用して、ペットと快適な真無臭空間を作りましょう。