ハル・インダストリの消臭成分は100%植物由来でできています。
「ニオイを消すことができないか」と考えはじめたときに、松浦令一(当社代表取締役)が思い浮かべたのは、植物の力でした。
松浦がまだ10代の頃、訪れた地方の農家で牛舎にカンナ屑を撒いているのを見たことがありました。「カンナ屑を撒くと牛舎のニオイがとれるんだ」と聞き、確かにイヤなニオイが抑えられているように感じたことを思い出しました。
植物にはニオイを分解する力があるのではないか。そんな仮説をもとに研究をはじめました。
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ニオイを消せる「消臭剤」の誕生
植物が生存していくためには、生命活動の邪魔になる異臭をいち早く消す必要があったのではないか。昆虫などを誘って受粉させ、また果実を動物に食べさせて種を大地に戻す、そうやって子孫をつないでいくために、異臭が邪魔にならないように消してしまおうとする働きが植物にはあるのではないか。そんな風に考えたのです。
最初はカンナ屑で試してみたのですが、樹木本来の香りが強く逆効果。
それでも「植物の力でニオイを消せるはず」という信念のもと、様々な植物から成分の抽出・配合を繰り返し、丸2年をかけてニオイを分解する液剤を開発しました。
完成した消臭剤の成分は、マツ、ヒノキ、スギなど、針葉樹系の樹木10数種類から抽出した100%植物由来。だから、安全性も高く、水産加工工場のように食品製造の現場でも、安心して噴霧することができたのです。
こうして誕生した消臭剤原液の製法は、現在でもごく限られた人だけが知る極秘事項となっています。
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