猫と一緒に暮らしていてニオイが気になりますか?
猫が毎日食べるキャットフードのニオイや、猫自身の体臭、部屋のニオイなど、気になる場合があります。これらのニオイは、来客時に不快感を与えてしまうのではないかと不安になりますよね。そのため、猫を飼っている方は、普段からニオイ対策をしっかりと行うことが大切です。
そこで今回は、猫のニオイ対策として、猫の体臭、キャットフード自体のニオイ、キャットフードが影響するニオイ、キャットフードのニオイ対策、部屋のニオイ対策などをご紹介します。一緒に快適な猫との生活を実現するためのヒントを見つけましょう。
Contents
猫が臭う原因
猫はもともと待ち伏せ狩りをする動物で、獲物に気づかれないために、健康な猫であればニオイはしません。ただし、飼育下の環境によっては、ニオイが気になる場合があります。猫が臭う原因の一つに排泄物のニオイが挙げられます。排泄物は、キャットフードに影響されることがあります。これから、キャットフードに関係するニオイについて解説していきますので参考にして下さい。
猫の体臭
猫を毎日見ていると、気がつくと毛づくろいをしています。そのおかげで猫は体臭がなく、「おひさまのニオイがする」、「焼き立てのパンのニオイ」などと表現されるほど良いニオイがします。しかし、猫は肉食動物なため、人間と同じくらい排泄物がニオイます。
猫のニオイが気になる場合は、排泄物をすぐに片付けないなどの処理を怠っている場合や、キャットフードの成分が排泄物のニオイに影響している場合も考えられます。
また、老猫になると毛づくろいの回数が減ったり、 病気にかかっている場合も体臭が気になる場合があります。老猫の場合は、毎日ブラッシングをしてあげることなどでニオイの軽減になります。また、いつもと違うニオイがする場合は、動物病院で診てもらうとよいでしょう。
キャットフードの成分が影響
猫の排泄物がくさいと感じる場合は、キャットフードの原材料や成分、品質を確認してみるのも一つの方法です。
キャットフードは、主にタンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、水分から構成されています。キャットフードの原材料や成分に含まれるこれらの栄養素は、猫の排泄物のニオイにも影響を与えます。
タンパク質の含有量が多いキャットフードを与えていると、排泄物に含まれる尿素やアンモニアなどの成分の量も増え、ニオイの原因となります。また、脂質の含有量が多いキャットフードを与えていると、脂肪酸の分解によって発生する悪臭の原因となる物質が生成される可能性があります。
具体的には、以下の点に注意してみてください。
タンパク質の含有量が適切か
猫は、肉食動物であるため、タンパク質を多く必要としています。成猫の推奨タンパク質含有量は、26%〜30%程度です。
タンパク質の含有量が不足すると、筋肉量が減少したり、毛並みが悪くなったりする可能性があります。また、過剰になると、腎臓への負担となる可能性があります。
脂質の含有量が適切か
脂質は、猫のエネルギー源となる重要な栄養素です。成猫の推奨脂質含有量は、12%〜15%程度です。
脂質の含有量が不足すると、体重減少や皮膚炎、脱毛などの症状が出る可能性があります。また、過剰になると、肥満や脂肪肝などの症状が出る可能性があります。
品質が良好か
ニオイばかりでなく、 キャットフードの品質にも気をつけましょう。 品質は、原材料の種類や品質、製造方法などによって異なります。品質が良好なキャットフードは、猫の健康を維持するために必要な栄養素をバランスよく含んでいます。
品質が悪いキャットフードは、栄養素が不足したり、有害物質が含まれていたりする可能性があります。消化吸収に優れたキャットフードを与えることで、排泄物のニオイを軽減できる可能性があります。
【関連ページ】
多頭飼い(猫)のニオイ対策は?ニオイの対策と消臭剤もご紹介!
キャットフードの保存や与え方
キャットフードの保存状態や与え方がニオイに影響する場合があります。
フードの保存状態
フードが湿気や直射日光に当たっていると、雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイが発生しやすくなります。また、フードが空気に触れている時間が長いほど、ニオイが強くなる傾向があります。
フードの与え方
猫が食べ残したフードや、フード容器の汚れをそのままにしていると、雑菌が繁殖し、ニオイが発生します。また、フードの量が多いと、フードが空気に触れる面積が大きくなり、ニオイが強くなる傾向があります。
キャットフードの種類によるニオイの違い
キャットフードの種類によって、排泄物のニオイに影響する場合があります。猫の排泄物のニオイが気になる場合は、キャットフードの種類も検討しましょう。
1.ドライキャットフード
ドライキャットフードは、主に肉類、穀物、油脂、ビタミン、ミネラルなどを原材料として作られています。水分が少ないため、保存性が高く、経済的です。ドライキャットフードは、水分が少ないため、排泄物の水分量も少なくなります。
2.ウェットキャットフード
ウェットキャットフードは、主に肉類、魚介類、野菜、穀物などを原材料として作られています。水分が多く、肉や魚の風味も豊かです。ウェットキャットフードは、水分が多いため、排泄物の水分量も多くなります。
ドライキャットフードと比べると、一般的には水分量の多いウェットキャットフードの方が、排泄物のニオイが強い場合が多いようです。
3.手作りキャットフード
手作りキャットフードは、肉類、魚介類、野菜、穀物などを自分で調理して作ります。
添加物が心配で、手作りキャットフードを与える飼い主さんもいるかと思います。ニオイの軽減のために、例えば、タンパク質の含有量を適切に調整して、尿素やアンモニアなどの成分の量を減らすことは可能でしょう。ただし、猫にとって栄養バランスの良い手作りキャットフードを毎日与えることはとても大変でしょう。そして、手作りキャットフードの衛生管理は、ドライやウエットよりも十分注意を払わなければなりません。
キャットフードのニオイ対策
キャットフードのニオイ対策方法として、以下の2つが挙げられます。
1.フードの置き場所や容器を変える
キャットフードは、直射日光や高温多湿の場所、ニオイが強い場所に置くと、ニオイが強くなる可能性があります。そのため、フードの置き場所は、風通しの良い、暗くて涼しい場所にするのがおすすめです。また、フードボウルは、陶器製やガラス製など、ニオイがつきにくい素材のものを選ぶとよいでしょう。
2.フードを長時間放置しない
フードを長時間放置しておくと、ニオイが強くなる可能性があります。そのため、フードは、猫が食べきれる量をあげるようにしましょう。
部屋のニオイ対策
猫と暮らしていて部屋のニオイが気になる場合は、以下の3つの点に気をつけていきましょう。
こまめに換気をする
部屋の窓を開けてこまめに換気をしましょう。部屋の空気を循環することで嫌なニオイを逃がすことができます。とくに、猫トイレを置いている部屋は1日に何回も換気しましょう。
掃除をこまめに行う
部屋に猫の毛などが蓄積しているとニオイが発生します。1日に1回は掃除機をかけましょう。猫トイレも1週間に一度は洗うようにするとニオイの軽減になります。
消臭剤を効果的に使用する
消臭剤を利用するのも、ニオイ対策の一つです。消臭剤は、即効性があるスプレータイプや常に消臭効果が持続する置き型タイプの併用が効果的です。急な来客でニオイが気になる場合は、消臭スプレーが役立ちます。スプレータイプを使用するときは、猫やキャットフードに直接かからないように十分注意しましょう。香り付きは嫌なニオイと混ざってかえって悪臭となる場合や、猫に危険な香りもあるため、 猫に安心な自然由来成分で無香料タイプがおすすめです。
ニオイを軽減して猫と快適生活を!
猫のニオイが気になる場合、部屋のニオイ対策には、換気をこまめに行う、掃除をこまめに行う、消臭剤を効果的に使用するなどの方法があります。
キャットフードのニオイを軽減するためには、タンパク質や脂質の含有量が適切で、品質が良好なフードを選ぶことが大切です。これらの対策を組み合わせることで、キャットフードのニオイを軽減し、快適な生活を送ることができるでしょう。
ハル・インダストリの消臭剤は、100%植物由来の消臭成分でできており、ペットがいる空間でも安心して使うことができます。
無香料タイプのものを選び、猫にも安全な消臭剤を使いましょう。
ハル・インダストリの消臭剤で、快適な真無臭空間を体感してみませんか。
【関連ページ】
猫が臭う原因は?猫トイレのお掃除方法や消臭剤で今すぐ対策!