非喫煙者からの喫煙所に関するクレームを解消するため、弊社の消臭設備を導入したところ、利用者クレームが大幅に減少すると共に、利用者満足度も向上しました。喫煙所におけるニオイの問題に対するアプローチを担当する奥村様の視点から、導入の経緯や効果についてご紹介いたします。
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話し手
三菱地所プロパティマネジメント株式会社
横浜支店
技術主任
奥村 秀二様
インタビュアー
株式会社ハル・インダストリ
松浦 仁音
石神 佑真
御社の特徴と奥村様の担当業務
奥村:私どもは建物の総合的な運営·管理サービスを提供しております。私自身は、横浜ランドマークタワー施設内の全体的な管理業務を担当しており、単なる保守·管理だけでなく、お客様への様々な対応など幅広い業務に携わっています。
弊社を知っていただいたきっかけ
奥村:喫煙所周りの保守·管理に関して、現在は私が担当をしていますが、HAL·SHOWERを導入した当時は別の者が担当をしていました。当時、当ビルの喫煙所周りではタバコ臭のクレームが非喫煙者の方から多く寄せられていて、そのようなときに当時の担当者が展示会にて貴社を発見したようです。
私が以前担当していたオフィスビルでも、喫煙所が大変混雑しておりました。特にお昼休みの時間などは、外まで並ぶような状況をたびたび目にしてきました。喫煙された方がニオイを付けたままエレベーターに乗り、自分のオフィスに戻るため、エレベーターの中や喫煙者の動線にニオイが残るという問題がありました。このビルではHAL・SHOWER導入前は消臭剤を置くなど様々な対策を講じていましたが、どれも思うような効果は出ていなかったようです。
導入の課題と設置後の評価
奥村:HAL·SHOWERの導入を検討し始めた2022年はコロナ禍で喫煙所の利用者が大幅に減少していたため、いきなりの導入は困難であったようです。その旨を御社にお伝えしたところ試験設置のお話をいただき、実際にトライアルにご協力いただきました。当初は喫煙所の利用者がHAL·SHOWERをご使用いただけるのか不安もあったようですが、想定を超える利用回数があったことや、いくつかのテナントの総務担当者の方が装置の写真を撮影し、社内の喫煙者の人たちに利用を促す案内を作成いただいたり、確かな手ごたえがあったため採用を決定したようです。
私が管理担当になってからすぐに、清掃会社から液剤の減りが早いとの声があり、利用者が多いことを実感いたしました。私自身は喫煙しないため喫煙所に行く機会はありませんが、工事や点検で行った際には利用者が多数おり、使用が根付いていることを認識しました。設置してから3年ほどたちますが、今、HAL·SHOWERを取り外したらそれこそクレームになってしまうと思います(笑)
運用とメンテナンスについて
奥村:現在のところ、故障や動作不良はありません。年1回の点検を継続していく予定ですが、長期使用による劣化も考えられるため、その点を踏まえてパーツ交換などの提案をしていただければと思います。
コロナ後の状況と喫煙所の稼働状況
奥村:在宅勤務が定着し、完全には戻っていませんが、出社率はほぼ以前の状態に近づいています。また、一般の執務者だけでなく、観光客なども利用するため、喫煙所はかなり混雑しています。
喫煙所は2つに分かれていますが、部屋の大きさは異なるものの、利用者数はほぼ同じです。紙巻きタバコから電子タバコに切り替える人も増えてきました。
現在のクレーム状況
奥村:この1年間、私が担当する中で、エレベーターでのタバコの臭いに関する苦情は一件も届いていません。かなり改善されていると思います。
今後の展望
奥村:HAL·SHOWERの導入によって、苦情がなくなったことを担当者として確認しました。とても有効な対策であり、会社の施設管理部門などに対して、新規物件の喫煙所には施設の種類を問わず、当初から消臭設備を導入することを提案できると思います。
これからもニオイに関わる課題には前向きに取り組んでいきたいと思います。
担当者の声
今回は、HAL・SHOWERを導入いただいてから約3年越しの取材でした。 設置場所に伺うと多くの方がHAL・SHOWERを利用されていました。 喫煙後の1つの習慣となっている状況が確認でき、担当者として非常にうれしく思いました。 今後も「人のためになる会社」であり続けられるよう努力を重ねてまいります。