ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田─ 空港ホテルの消臭問題と挑戦─

御社の特徴について教えてください

谷﨑: 「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」は羽田空港第3旅客ターミナルに直結しており、ホテルエントランスは国際線出発ロビー内にございます。 各航空会社のチェックインカウンターへのアクセスもスムーズです。 また、日本国内では唯一出国エリア（保安エリア）内にもトランジットホテル「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田 トランジット」があり、乗り継ぎでもご利用頂けるホテルです。

ご出発前日のご宿泊や最短6時間からの時間単位で利用可能な「リフレッシュルーム」、外貨両替など、空港ならではのニーズに対応する各設備をご用意しております。

弊社を知ったきっかけについて教えてください

谷﨑:弊社のグループ会社より御社製品の紹介を受けたことがきっかけです。他施設での採用実績も興味深いものでした。当ホテルでは消臭問題に関して関心が高く、過去に数十社の業者から消臭対策の提案をいただきましたが、思うような結果が出ず正直今回も導入は難しいと思っていました。

ニオイ問題に対する取り組み

石神:御社では元々どのようなニオイ問題を抱えていましたか？

谷﨑: お客様の香水などの残り香に悩まされることがありました。特に海外のお客様は香水を使用される方が多く、香水の香りが室内に残ってしまうケースがあります。

昨年の入国規制緩和に伴い多くのご宿泊のお客様がご来館され、残り香の問題も増加しました。

弊社製品を導入する前はどのようなニオイ対策をしていましたか？

谷﨑: オゾン消臭が主力でしたが、それでも残り香が消えないこともありました。状況によっては1週間程度その客室にお客様をお迎えできないケースもありました。最新のオゾン装置は効果がありますが、オゾン特融のニオイが発生します。オゾンのニオイが和らぐまで２～3日間程期間が必要となるので、その間はその客室をお客様に提供できないという状況でした。

石神:清掃会社との関係性について聞かせてください。

谷﨑:互いに課題を共有して業務を遂行しています。些細な問題でも報告が入る体制を整え、気になる残り香があれば対策施工を実施し、状況次第で客室を提供しない決断も致します。

石神:売り止めの基準や考え方を教えてください。

谷﨑:消臭問題を軽視しているとお客様から部屋を変えて欲しいなど、クレームに繋がることもあります。香水の残り香などが、気になる場合はお客様にその客室を提供しないよう徹底しています。最終的に自分達自身で確認して販売可能かジャッジをします。

 導入の決め手

石神:弊社の装置を導入していただく一番の決め手になったものはなんですか?

谷﨑: 消臭効果です。何十種類と試してきた中で効果を実感できた装置と出会えた事は大変よかったと思います。以前までは残り香の問題でご宿泊のご予約を受けられない客室もありましたが、ハル・インダストリの装置を使用することで改善され、そうしたことが減少しました。

石神:装置の運用について教えてください。

谷﨑:御社の装置は消臭効果が高いので、基本的に残り香が強い場合に使用しています。最近では客室清掃の担当者が部屋の広さや残り香の強弱に応じて装置の作動時間を調整して使用しています。

今後の展望

谷﨑：弊社は残り香の問題を軽視しておらず、少しでも気なる場合はその客室にはご予約を承らないようにしています。清掃会社のスタッフの方々もプライドをもって業務に取り組み、ブランド力を維持しています。

多様な文化的背景のお客様が客室をご利用になられるので、香りの好き嫌いもさまざまです。今後も快適な客室で過ごしていただくために努力を惜しまない所存です。